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紙の厚さ Kgによる違い


こんにちは!新人WEBデザイナーのMです★(・▼・●)


今日は「紙の厚さ」について書こうと思います。

紙の厚さというとmm(ミリ)などで量ると思いますが実は違います!

一般的に紙の厚さはKg(キロ)で量るのが主流です。

紙の厚さと重さはほぼ同等の意味で表すということになります。

Kg数が大きい程、紙の厚さも「厚い」という事になります(●^_^●)


まず、紙の重さは印刷用紙を原紙サイズで1000枚(1000枚で1連と呼びます)を

積んだ時の重さの事を言います。

ちなみに「原紙サイズ」とは仕上がり寸法に裁つ前の紙のもともとの

大きさのことを言います。

同じ紙質の厚さ違い(Kg数の違うもの)を同じ枚数積み重ねたとして

積み重なった時の高さは、同じ紙質・同じ枚数でも違ってきます。

違いのわかる画像です(^_^)

紙の厚さ

アイベストというのは用紙の名前です。

同じサイズ、同じ枚数でも180Kgと225Kg(厚さにより)高さが異なってますよね。


Kgの種類も実はたくさんあって用途によって

適するものなどに区別して制作されています。

紙の厚さってそんなに重要な事なのか・・という疑問がでてきますが

わかりやすい例として

ハガキやダイレクトメールは郵送する為、程よく厚さがありますよね。

もし、チラシの様にペラペラだったら手元に届いた時にはグシャグシャになっているかも知れません。

かといって、もし厚さが3mmあったとしたら、まとめて投函する際に手間がかかるし

全部の厚さが3mmで統一されたら貰った側の保存も困ってしまいますよね。

そのような点から見ても「紙の厚さ」選びは重要なのです!!


またインクの乗りや乾きが変わってくるので仕上がりに大きく影響してきます。


では厚さにより用途別でどのようなものが適応しているのか紹介したいと思います!

よく使用されている紙の厚さとして

  • チラシ  90Kg~110Kg(新聞の折り込みチラシは73Kgやそれ以下が多い)
  • ポスター  135Kg
  • パンフレット、フライヤー  110Kg~135Kg
  • 名刺、ショップカード  160Kg~220Kg
  • ダイレクトメール  180Kg~220Kg

などで区別されています。


印刷物はずっと保存がきくものなので、お気に入りのポスターや

頂いた名刺おしゃれなダイレクトメールなど大事にとっておく可能性が高いです!!

せっかくのものも紙の厚さ選びを間違えてしまうと気に入って大事にしていても

痛んだり、駄目にしてしまう可能性もあります。

大事な広告となるものなので、紙の厚さ選びは重要です。


大事な人へ贈るカードや招待状などは高級感を持たせたいので少し厚みがある方がいいですよね♪

チラシなどは大量生産するのでコスト的に考えても薄いものが良いですよね。

ポスターなどは屋外も貼る為、程よく厚さを持たせている方が痛みにくいですよね。


こういったように用途によって使い分ける事が大事です。

紙の厚さを知る事により、店舗やブランドイメージ、コスト的に見合ったものを制作する

基準となるはずです!!

紙を選ぶ際、紙質やサイズ、デザインいろいろこだわって制作しますが

「紙の厚さ」にも是非、凝ってみてはどうでしょう(・▼・)




空を飛ぶ名刺

最近は紙と機械と、対話する日々が続いています。

独り部屋で仕事をしていると、どこからともなく妄想がしのびこみます。

この紙の名前は何だかテニス選手みたいだな、と思いはじめると止まりません。

名前を聞くとなぜか動物の象を思い浮かべてしまう紙

スプーンですくうとさっぱりしておいしそうな名前の紙

本当は優しいのに冷たいふりしかできない不器用な和風美女みたいな紙、

お人好しで、いつも調子にのりすぎて失敗してしまう憎めない紙や

きらびやかで人を楽しませる才能を持ち、親しみを感じさせる紙、

近未来から来たポリスみたいな紙、スマートでそつがないのにちょっぴり内気な英国紳士の紙、

平安時代のすだれの奥のかぐや姫の紙、人工衛星みたいな名前の紙、

オレンジやパインのフレッシュな果実の入ったバニラアイスの紙、

都会に染まる前の、健康的に日焼けした肌の初心なお嬢さんみたいな紙、

個性的な性質で他を寄せ付けない、哀愁の一匹狼もいれば

なんにでも適応できる、普通の高校生みたいな紙もいます。

  

こうして見てみると、紙には確かに個性があります。

人間に似ています。

紙といっても色も質も様々で、たとえ一見色が似て見えても

ずっと近くで見ていると、印刷したときの細かな色ののりも、印刷機にとおるときの音も

明らかに紙ごとに違うのに気づきます。

 

何も語らないおとなしい紙が、うちに秘めている言葉なき存在感。

 

機械もまた黙々と動いていますが、無意識に気持ちが同調してくるのか

まるで一緒にいて同じ気持ちでいるかのような

不思議な感覚になってきます。

 

機械とも、人間と同じように、つきあいかたというものがある気がします。

 

印刷を待つ間、パソコンの小さな箱のなかで

少しだけ紙のデザインの美術館めぐりをしました。

 

空を飛ぶ名刺、

コインをつめると豆鉄砲の様にはじき飛ばせるという、スパイが持っていそうな危ない名刺

組み立てるとオシャレなイスになる名刺など、

アイディアあふれる作品を鑑賞しました。

それにしても面白いですね、この名刺★かわいい~!!

空飛ぶ名刺