さくら貝の海

GWはずっと、まるでGWの為に晴れてくれたような

よいお天気が続きましたね!

皆様はいかが過ごされましたでしょうか?


私はGWが始まっても、ぐうぐう家で昼過ぎまで寝ていたり

夕方にのそのそ起きだして本屋さんをぶらついたり

久しぶりに行ったお店でランチをしたり、

比較的おとなしくすごしていましたが

そんなことをしているうちに、休みが何と残り2日になってしまいました。

せっかくの休みなのだから何としてもどこかへ行きたい!!

とあせってパソコンで色々調べ、

「さくら貝」を拾えるという増穂浦へ行こうと思い、急きょ石川県へ行くことに決めました。


JR大阪駅からサンダーバードというかっこいい名前の電車に乗って

羽咋(はくい)まで行き、

ビジネスホテルで一泊し、朝早く起きて

千里浜(ちりはま)の海岸を北へ向かって歩きました。

千里浜 渚へ向かう道


ここの日本海の海岸には、たくさんの貝殻や、

波に洗われて角がまるこくなったキラキラのガラスや

ひからびたヒトデ、くらげに似たヌメヌメと光る謎の生物、わかめのような海藻など

が敷き詰められて道のようになっていて

思わず夢中になって前を見るのを忘れてしまうような

素敵な砂浜でした。

貝殻がいっぱい


思いのほか激しい白波をたて、

津波のごとく勢いよくせまってくる日本海の荒波の

ごごーっという波音を果てしなく聞きながら

ホテルに預けそこねた重い荷物を肩に提げて、昔の旅人のように

私は歩いて行きました。

日本海 荒波


周りにはほぼ誰も人がおらず

あるのは私、砂、海、そしてカラフルなごみのパラダイスでした。

遠目に見ると色彩がはなやかで、なかなかキレイに見えるのですが

実際には積み重なったすごい量のごみが

何かの植物かお花畑かと勘違いするほど無数に広がっていて

複雑な気持ちにはなりましたが

海は沈黙をもって、そんなことにはお構いなしに

相変わらず悠々と波をたてて

砂浜にお茶目な小波をひっかけていました。

海と岩


旅の途中にはさまざまな困難があり

路を間違えてひきかえしたり

とがった枝で足は傷つき、蜂に狙われ、

あまりの暑さにぼうっとなり

自動販売機やお店やカフェの代わりにあるのは

緑と山から流れ落ちてくる清らかな川の水と

たくさんのお花が咲いていて

横には常に大きい、限りない海が寄り添うように広がっていました。

道で見かけた花


結局行きたかったまぼろしのさくら貝が拾えるという

浜辺にはたどりつけませんでしたが

都会の喧騒を忘れて

生まれてからきっとこんなに美しい海は一度も見たことがない

というぐらいの海に心から感動し、

文字通り、自然に包まれて、素晴らしい冒険ができたので

思い切って旅立って本当によかったです。

かえるのような何か

こうしてGWは終わり

いよいよmativeでのお仕事再開です。


mativeの皆さんもそれぞれに、色々な楽しいGWを過ごされたようでした!

私は今度はちゃんとゆとりをもって、せめて地図を買って

また再びあの石川の海にゆきたいと思います。

そのためにも、今の仕事をいっそうがんばります!

美しい海へ









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