3つのこと 虹とアクアリウム


梅雨明けの3連休はいかがでしたでしょうか?

3日とも気持よく晴れて、空には入道雲も見られましたきらきら 2

私は連休中3つのことをしようと心に決めていました。

ひとつめは、「借り暮らしのアリエッティ」を観ること、

ふたつめは、髪の毛を切ること

みっつめは、旅に出ることでした。

サンダル☆


「借り暮らしのアリエッティ」を観てきましたお菓子

一番印象的だったのは、角砂糖を借りにきたアリエッティが

ショウの顔を見て思わずドキッと息を飲むシーンでした。

借り暮らしの、少なくて小さなものも工夫したつつましい生活を見て、

それに比べて私は毎日コンビニで買い物をし

うちのゴミ袋は買ってきたもののビニール袋やペットボトルではちきれんばかり

見渡せば部屋の中は使っていない無駄なものばかりで

そういう自分の生活を恥ずかしく思いました。


髪の毛は

切ってもらいましたが

なんだか首からはえたキノコみたいで気に入らず

風呂場で自分でザクザクはさみをいれました。

後ろがひどい状態になってしまいました。

重かった髪の毛が一気に羽のように軽くなってキラキラ☆1

毎日仕事をする気分も明るくなって、全然違うのです。


みっつめの旅は・・・

前の晩、どこに行こうかとネットで調べているうちに

寝るのが遅くなってしまい、窓から射し込むせっかくの

いい天気の夏の朝の光を寝過して

起きて気がつけば昼過ぎでした。

あわてて起きて西へ向かう電車に乗りましたにんじん


電車の窓からは大きくて立派な逆三角形の

入道雲が夏の青い空に浮かび

遠くに見える山、

果てしない緑の田園風景・・・水玉1


そして電車の中で読んでいた本も終わりに近づいたころ

待ちに待った、コバルトブルーの濃い濃い紺色の海が現れました星星星1


えらくのんびりした旅だな・・・と思ったのですが

駅名のアナウンスを聞いて、ようやく電車を乗り過ごしていたことに気が付きました。

それで一気に元気がなくなって

そのまま駅の中でおりて電車で引き返すという

最悪な結果でした。

せめて涼しげな魚がみたいと思って

水族館に行こうと思ったときには、もう黄昏がやってきていて

地下鉄が地上にのぼる中央線から、空に虹が見えました!

入館最終時間に微妙なラインで間に合うかと頑張りましたが

走って息をきらせて着いたときには

2分遅くて、しめきられた入口のそばには、大きなジンベイザメのオブジェが

にっこり笑っていたように見えました。

虹


いじけて見た水族館のそばの夏の海の空は

悔しいぐらいに綺麗でした。

あの空の色を、いつもどう言葉にしていいのか

わかりません。


魚と言えば、

連休中に本屋で読んだ「ソロモンの指輪」という

生まれてすぐの鳥の雛が、見たものを親と思ってしまう

「刷り込み」を発見したローレンツという動物学者の本で


その中にあった

トウギョ(闘魚)の生態についてお話しします太陽1

トウギョは誰もが目を見張る、熱帯魚のうちでも

本当に色彩あざやかで美しい魚です。

別名はベタ、といいます。

色をべたっと塗る、「ベタ」ではありません。

そのベタの描写が

本当に生き生きしていて、ローレンツの愛情に満ちていたので

ついひきこまれてしまいました。


闘魚、fighting fishともいわれるベタは、いわゆる喧嘩っ早い

派手で美しいけれど気の荒い、見たものを何でもかまわず

するどい歯で噛みちぎるピラニアのような残酷な魚

と名前だけ見たら思ってしまいそうですが


ローレンツの観察では、そんな面だけではないのですkitty1☆1


ローレンツによると、ベタは、

普段は水槽のすみでこそっと陰気に隠れているような

地味でぱっとしない魚なのだそうです。


しかし、2人のベタが出会ったとき・・

(ベタ同士でも、見た目では相手が男なのか女なのか判断できないそうです。)

最初は警戒しあって威嚇しあうのだそうです。

それまで地味でくすんでいた体の色が

相手と目があったその一瞬で、情熱的で鮮やかな色にぱっと変化して

お互いに尾びれを精いっぱい伸ばして

これでもかと自分がいかに美しいかを見せびらかすのだそうです。


トウギョの子育ての観察には感動しますニコニコ1

実際にyou tubeの動画で雌の産卵から雄の子育ての様子を見ましたが

あの派手派手で、尾ひれをひるがえして自分の美しさに酔いしれているような

情熱的なオス魚が、水中を落下していくちいさなちいさな卵をパクパクと

ひとつぶも、もらすことなく

せっせと優しく口で受け止めて集める様子が見られます。


中には夜、子どもを巣に集めて寝かしつけるという

まるで人間みたいな夫婦の魚もいるそうです、びっくりしましたスイカ


というわけで早速、近くにベタがいる熱帯魚のお店がないか調べて

近くのお店に行ってみたのですが

残念ながらお店にベタの姿はありませんでした。


ピンポンパールというまんまるのピンポン玉みたいな金魚や

どこか懐かしい黒い優雅なひらひらの尾のでめきんが

外にだしてある水槽のなかでヒョイヒョイ泳いでいました。

いかにも人工的なかけあわせで生まれてきたような姿で

見て少し心が痛みましたが

本人たちは気にせず、ヒョイヒョイと元気いっぱいに泳ぎまわっていて

可愛らしかったですハート2

夏に水槽で泳いでいる魚を見ると

私も涼しげな気分になります。


アクアリウムのすばらしいところは

その水槽の中で、もうひとつの世界が成り立っていて

そのなかでバランス(調和)がとれているところなのだそうです。


世界の中に、もうひとつの小さな世界があるって

不思議でなんだかわくわくする黄色 ハート1




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