黄昏

黄昏を待つ夕暮れがた

風に翻るテントの下

まばゆい光の球が、山のむこうへしずんでゆくのを

鉄の欄干からずっと眺めていました。

太陽

 

 Toop様主催のBBQ(バーベキュー)へのご招待をいただき

Mativeスタッフは加藤汽船ビルに伺いました。

 

テラスより

  

テラスの下には、日によって位置が変わるという

不思議な赤茶色の鉄の甲板がひろがっており

川ではたまに地元の子どもなどが泳いで遊んでいるそうです。

小さい頃に見たアニメ、「未来少年コナン」を思い出しました。

  

いつもよりちょっぴりOFFな雰囲気で

来られていたたくさんの方々とMativeのみなさんは、映画の話や

愉快な話で盛り上がり、新しい出会いを楽しんでいました。

 

加藤汽船ビルは

授業が終わった後のひっそりとした学校の校舎のようで

出口のないとびら、鍵のしまった柵、全く異なったつくりのドア、

冒険するのに飽き足らない場所でした。

 

階段の踊り場には上手な絵が描かれ、

レトロなビーズすだれがトイレの前にさがり、

クラシックでPOPな、ちぐはぐした感じがステキでした★

 

夏バテで頬もコケ気味だった私は、

BBQで久しぶりにおいしいお肉をいただき、夢中でかみしめました。

水の中には、缶ビールやもずくがぷかぷかと涼やかに浮び、

炭に火を入れて勢いよくお肉や野菜を焼く音が聞こえてきました。

 

おしりがぽこんと落ちてしまいそな椅子が転がっている

テラスの奥のほうへと歩いてみると

誰かがひそかに集めていたらしい石のコレクションや、

遠き昔に置き忘れられた自動販売機がありました。

太陽2

 そこにいる人たちの顔や物が

横からオレンジ色の光を受けて渋い影をつくり、

終に、夏の1日でいちばん切なくなる時刻がおとずれました。

 

太陽3

テラスから見あげる空は

どこまで見上げても、まるく大きく広がっていました。

空気の層で立体的なグラデーションになり、

ぽっかりと浮かんだ自然のプラネタリウムの様でした。

 

太陽の沈んだあとの、ピンク色から上へすうっと青へのぼっていくような、

目に優しい果てしない広がりを、手摺に横並びで見ていた瞬間

言葉に出して言うのももったいないほど、幸せだあと体中から叫びました。

 

 太陽4

一体どんな運命の不思議な糸で、私はここで

出会った人々と夕陽をこの場所で見ているのだろうと思うと

私はきっとここでこの人たちと美しい夕陽を見る運命だったのだと

逆に思えてきました。

 

本当に素敵で気持ちのいい、休日のはじまりでした。

お招きいただいて、ビルの中までご親切に案内していただき、

本当に楽しい1日をありがとうございました★

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