高所作業車

皮膚にあつい湿気がまとわりついてくるような熱帯夜

この間の金曜日の夜のこと。


プリアラのシェフと一緒に、天神橋筋商店街を北へ

すでに赤い顔で仲よく連れ添っている人たちの間を

慎重に自転車でくぐり抜けながら

やってきたのは夜の施工現場。


初めての「高所作業」の施工の見学でした。

ビルの下にぴたりと寄り添うように

消防隊のはしご車みたいな大きな車が

静かにうずくまっていました。

この鋼鉄の首をもつ大きな黄色いキリンは「バケット車」とも呼ばれ

恐るべきパワーを持ち、そのなめらかに動く首の上に人間をのせて

左右上下、こきざみに震えながらも自在に動いて高所作業を助けてくれます。


このたびの施工はビルの3階ぐらいの高さの窓面に貼ってあるシートをはがして

新たなデザインのシートに貼りかえる、という作業でした。


赤いコーンに囲まれて留まっている高所作業車の上では

すでに着々と施工がすすんでいました。

バケット車上での作業


暗闇の中見上げると、のびたキリンの首の先の

上空のかごから身をのり出す

灰色のT-シャツを着たK氏が見えました。


見上げる首が痛くなるほどの高さで

灰色のTシャツのK氏はシートをべりべりとはがし、窓面に水をふきつけてきれいにし

新しいシートを位置を合わせた後、すばやく貼っていきました。

地上で貼っているよりも作業がはやく見えました。

くねくねと動くキリンの首みたいなクレーン部分は

近くで見るとサイバーテクノロジーという感じで

まるで人間の腕の筋肉や筋のように

伸びたり、回転したり、ななめになめらかに回転しながら向きを変えたり

計算しつくされたような複雑な動きをしていて

ついうっとりと魅入りました・・・。


上にのぼる気持ちはどんな気持ち?

上空の風は、どんな音がするのだろう。

下を見下ろすとき、小さな人間や街路樹はどんな風に見えるのだろう?


灰色のTシャツのK氏は

慣れた手つきで危うげもなく淡々と作業をしていましたが

やっぱりはじめて高所作業車にのったときは

緊張したのでしょうか??


今度聞いてみようと思います★





夏至

 今日、夕方7時ごろになってもまだ外は明るいなあと

 隣の上司M氏と話していて、ふっと「夏至」という言葉が頭をよぎったので

慌てて調べてみると、何と今日6月21日が夏至(げし)でした。

何ということでしょう!!

空

夕暮れの空

夏至とは地球の赤道から太陽が最も北に離れている日だそうで

北半球では最も昼が長く夜が短く

南半球では最も昼が短く夜が長く

北極では太陽が一日中沈まぬ白夜、

南極では一日中太陽が沈んだままの日

なのだそうです。

  

いつのまに一年はこんなに過ぎたのでしょうか。

 

今日も納品で自転車で外に出ましたが、

雨上がりの晴天はさわやかな微笑みのブルー

まぶしく熱い太陽がのぼり

ひさしぶりの強い光に、皮膚がピリピリするのを感じました。

まわりに人が歩いていないときは、水たまりの真ん中を自転車で思いきり踏み込むのが好きです。

雨上がりの地面からたちのぼるにおいは、何ともなまぐさく懐かしくにおいがします。

 

この前、天満橋の本屋さんで、周りに人がいるのにも関わらず

笑いが吹き出すのを止められなかった本があります。

デザイン書のコーナーにあった、その本の名は

「100均フリーダム」!!

100円均一のお店に売っている、よく見ると??な、

おもちゃや食器、何の動物か分からない置物など、

何でも速度の速いことが喜ばれがちなこの世の中で

非常におおらかな商品たちのコレクションが

写真つきで、1枚1枚にコレクターである著者のちょっとしたコメントがついてます。

デザイナーさん、または何か新しいアイディアを探し求めている方

頭をやわらかくしたい時にぜひ一読をおススメします★

 

ロボット1

ロボット2

ロボット3

アクリルName★Plate

アクリルのプレートの両面にグロスラミネート加工のシートを貼って製作した

ネームプレートです★

表面がつやつやして光沢があり両面のデザインが違います。

可愛らしく仕上がりました★

 

アクリルのネームプレート

 

 

千日前道具筋散策

 

先日、大阪日本橋に中古のノートパソコンを探しに行きました。

 

最近のパソコンは性能がすごいらしく、店員さんが軽い口調で

「このパソコンは、人間でいうと脳が4つあるのと同じことなんです。」

つまり、同じパソコンで同時にたくさんのことをしても、動作が遅くならないということです。

私をパソコンに例えたら、どのくらいの性能になるのでしょう?

お菓子を食べながらおしゃべりをしたり、テレビを見ることなら得意ですが・・・。


日本橋 中古のノートパソコンを探して電気店をめぐりました★

大阪のことをまだまだよく知らない私は、

電気屋さんだけでなく欧風の家具屋、個性的な文具屋や雑貨屋さんが

たくさん道沿いや路地に並んでいるのを見て、すごく興奮してしまいました!!

そうこうしているうちに、千日前の道具筋に迷い込んでいました。


そろそろお店を始めようと思っている方、いつかお店を持ちたいと思っている方

Mativeのように看板製作や飲食店の店舗運営もしている

ところの人が行くとたまらない興奮が味わえるはずです。


和風の食器、すずしげなガラスの小鉢、鈴のついた銀色のマドラーや

お箸屋さんが並んでいましたので、入っていって色々な角度から見たりしました。

 

また、プラスチックでできたよくレストランの入り口などに置いてあるガラスケースのなかの

オムライスやエビピラフなどの偽物の食べ物のサンプルが売っていました。

(超ミニサイズのリアルなパフェのキーホルダーなど★かわいい!)

 

最近カフェ軒先によく見かける手書き黒板とチョークセットなど

ネオンでショッキングピンクに光る『Bar』のネオンサインなど、看板、のれん、

いす、提灯の専門店など、見ていても全く飽きることがありませんでした。

 

行ったことのあるのは私だけだと思っていましたが、

MativeのU様やM氏、K氏に聞いても

「あー知ってるよ!もちろん行ったことアルヨ。」

と言われて、少しショックでした。自分だけが見つけた秘密の場所だとおもったのに・・・!!

休日など、またぶらりと行ってみたいです★


ケーキ

キャンドルナイト★in茶屋町

昨日は、大阪で毎年恒例の大ロマンティックイベント

6月2日(1日延期になってこの日になりました)

茶屋町キャンドルナイトに行ってきました。

こどものペーパーバッグ

Mativeでは

グラフィックデザイナーU様、スペースプランナーT氏が

それぞれデザインして手作りしたペーパーバッグを出展、

スペースプランナーT氏と施工のK氏がkomati(コ・マ・チ★)として

共同でキャンドル作品を出展しました


去年の10月のキャンドルナイトは大雨が降り、予定よりも早く終了してしまいましたが

この日の夜はめでたく晴れました。


私は夜8時30分ごろ会社を出て

自転車で梅田へ向かいました。


施工のK氏に迎えにきていただき

私はひかるキャンドルの森のなかを

視線をいろいろにさまよわせながら歩きました。



宇宙的ダイナミックにそびえたつ巨大キャンドル、

壁づたいに空間をうまく利用した異国風ギリシャ風のキャンドルを

横目に見ながら、路地を行くと

komati(T氏とK氏のチーム名)のキャンドル作品にたどりつきました。

komati出展

わっと思いました!!


けっこう急ぎで作っていたみたいだったので

こんなにステキにかわいく完成しているなんて流石!!と思いました。


両側のお花と植物の部分がかわいらしくて、花のなかにあいている

穴のなかをのぞきこむと、中は棚状になっていて、

ずらりと光るキャンドルが!!

夢中になってのぞきこみました。

komatiの作品は前回は雨のため残念ながらゆっくりとは見れなかったのですが

ちょっとした仕掛けというか、のぞいたら何か秘密が見えたり、

かわいいクロ猫ちゃんのおおきなまるい顔が、微笑みをさそいますし

どっきり、見る人の気持ちになって

くすっと遊び心があって、あ、かわいい!と素直に単純によろこべる

ピカソなどのように入り組んだ迷路みたいなArtではなく

komatiらしい魅力があると思いました。


ペーパーバッグはまずU様の作品を発見しました。

片面はにんまり笑った黒猫ちゃんの顔(お耳の曲線、にぎりたい。)

裏側はもふもふのワンちゃんの顔(大きな鼻をさわりたい。)

themeは「スマイル」だそうです!!

ねこバッグ

ペーパーバッグは四角い、という重いこみを破って

独創的な形がものすごく目立っていました。

あまりに人が混んでいて、ワンちゃんの顔の側は写メをとり逃がしました。残念・・・!!


T氏のペーパーバッグも発見しました。

和風で、6月の雨傘みたいで、

上品でかわいらしかったです。

まるで突然降りだした雨の雨水に、思わずふるえる紫陽花みたいな

繊細で優しい作品でした。

カラフルキャンドル

他の作品も色々と見て回りましたが、

ほんとに楽しかったです!!

ミニキャンドル



レインボーキャンドル