激しかった夏があっけなく終わり

去ったあとの何とも言えない切なさ、

思いきり張り合っていたライバルが急に引っ越してしまったような

思いきり力をいれて引っ張っていたドアを

押したらすんなり開いてしまったときのような

張り合いをなくした、この勢い余った気持ちをどうすればよいのでしょうか。

思いがけず余ってしまった手紙の便箋の余白の様な

この気持ちを、たくさんの青と白の風船に込めて、

大空にいっぱいはなして、飛ばしたい!

そんな毎日です。


秋がやってきました。

通勤途中に通りかかるお弁当屋さんに

マツタケ弁当ののぼりがあらわれ、

季節の変わり目を感じます。


mativeに新しいメンバー、イラストのとても上手な

グラフィックデザイナーS氏が加わりました。


入られた初日から

重たい水の入った段ボールを軽々と持ち上げて

向かいの3階のビルにある(エレベーター無)

プリアラまで運んでくれた、とても親切でやさしいデザイナーさんです。


仕事の時パソコンの画面に向かうS氏は

まさに苦悩する芸術家!

まっすぐ→表情は真剣そのものです。

S氏の作った車の絵の入った、レトロでcuteなショップカードや

粋なアクセントがバシッと絶妙な位置に入った鋭いデザインのデータが

プリアラにやってきます。


今日はお昼でも一緒にと思い、

S氏をにんにくラーメンのお店に誘いましたが

午後から打ち合わせがあるのでニンニクは遠慮しますと言う

仕事に一途なS氏の

はにかむような、きらきらした爽やかな秋の午後の陽射しの様な笑顔を見て

相手の仕事の都合も考えず

にんにくラーメンなどに誘ってしまった

浅はかな自分の至らなさに、

恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。


夜の風はさらさらと優しく

自転車で家にまっすぐに帰らず、行くあてもなくふらふらしてしまいます。


先日はアメリカ村にあるBIGSTEPの地下にあるお店に

実寸のカルプ文字の貼り位置を示した紙を

現場で作業している施工のK氏のところへ届けに行きました。


夜のアメ村は、お店も次々としまるなか

個性的ないでたちで闊歩する若者たち、

ベンチに座って楽しそうにしゃべるおしゃれな若者たち

の夜はまだまだこれから・・・といった感じでした。

なんだか少しうらやましかったです。

普段事務で室内作業をしていると

なかなか現場のことが見えて来ませんが

実際に現場に行ってみて、

開店前のお店を準備するお店の方々の

こう、はじまる前のきっと一度しかない

緊張感、新鮮なドキドキ感

大切な人からの贈り物の包みをあける前の様な気持ち・・・


あわただしく高い脚立にのって

高いところにある電球をつけたり、

お店の洋服を棚に、きれいに絶妙な重なり具合に並べたり

こうする?ああしたほうがいい?これはここでいい?う~ん・・・

お店の人たちもどこかそわそわしていて

何かいいなと思いました。


きっと明日には開店するこのお店には

お客さんたちが足を踏み入れ、あわただしく販売員の人たちが歩きまわり

レジの音がなり、おしゃれな電球は毎日ついては消され、

カルプ文字はキラキラと毎日褪せることなく

同じように輝き続けるのでしょう。


現場を実際に見て思ったことは

計画通りにすんなりいかなかったり、トラブルがあっても

とっさにその場で対処したり、何とか方法を考えて

間に合わせる機転が必要なのだなあ、ということです。


お客さまや、お客様のお店や、実際にそこで作業する人の身になって

考えられる人になりたいと思いました。


季節の変わり目ですので

風邪をひかないようにしたいものです・・・☆


今年も実り多き秋になりますように!







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